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教えて先輩!一問一答Question & Answers

やりきろうとする気持ちさえ持っていれば、伸びるのは速い

上司:
最近のA.Aさんは、叱られながらも、考えて仕事をしているのがわかるし、そこは褒めるべきところだね。
入社してきた時と比べると、色々知識がついて、仕事に対する姿勢が変わってきたようだね。それは自分自身に自信がついてきたからだと思う。
自信がつくのは、色々経験し、また意思を持って仕事をしているからであって、それが無い人は、成長のスピードが遅くなってしまうよね。
A.Aさん:
仕事の中で失敗することや知識がなくてわからないことが結構あるのですが、先輩に相談すると、答えを教えてくれるのではなく、答えをどうやったら導き出せるかを教えてもらえるので、そこで自分で考えてみないとわからない、じゃ考えよう、という事が多くなり、考える機會が増えた気がします。
上司:
色々な先輩がいるから、わからないことがあったらどんどん聞けばいいと思う。
技術を持ってる人に聞くときは、「こんな風に教えたらこの子は成長するだろうな」、という教育方針みたいなものを持っているから、ざっくり聞きに行くのではなく、「この部分がわからないので教えてください。」と聞きに行くのがいいかもしれないね。
話は変わるけど、A.Aさんは海外には興味はあるのかな? 先輩たちのように海外出張に行きたいと思う?
A.Aさん:
興味はすごくあります。
ただ知識がない狀態で海外に行っても何もできないので、まずは自分の得意分野を作って、それを活かせるようになりたいと思います。
先輩たちの出張報告で「海外の生産拠點でこんな問題が起こって、それをこういう方法で解決をして帰ってきました。」というのを見るとカッコいいと思います。いつか自分も、海外出張に行って、目的をやりきって帰ってくる、というのができるようになりたいです。
上司:
やりきるっていうのはすごく大事。
海外では、日本から來た人はスペシャリストという目で見られる。慌てふためいていたら、「アイツは何しに來たんだろう」となるから、事前準備はもちろんのこと、不測の事態が起こることが多いので、その場で即斷即決しながら、自分で解決し、限られた時間の中でやりきろうという心を持つことが大事だと思うよ。
A.Aさん:
限られた出張期間內でやりきるために、何をしないといけないかは1人で考えるしかないので、素早さと知識と、実際に行動できる技術をつけないといけないと思っています。
上司:
やりきろうとする気持ちさえ持っていれば、伸びるのは速いと思ってる。その上で、絶対に妥協しないこと。技術屋は妥協したらダメ。妥協したら妥協した分だけのツケが返ってくるから。妥協しない心を持ってしっかりやりきるんだ、という意思を持って仕事をすれば、人はすぐに伸びるからね。

いくら自分が理解していても、それを応用できないと全く意味が無い

A.Aさん:
今の悩みといえば、自分自身の知識の無さです。
もちろん自分で學んでいくことに盡きると思いますが、技術屋としての知識のベースがまだ無いので・・・
上司:
エクセディにはGETSのようなしっかりした教育機関があるから、受講すればいいし、また、他に受講した先輩から、教科書を借りるとかもできる。
全部覚えようとすると難しいから、ポイントを抑えることが大事。
ポイントがわかっていれば、次はそのポイントの周りの部分を徐々に勉強していけばいいからね。
そうやって周りの部分を勉強していくと、自然と知識のポケットが増えてくる。

そのポケットの中身をいつでも引き出せるようにしておけば、どこに行っても、どんなことが起こっても、「あの時こんな経験した」というのが出てくるから、まずはポイントを絞って勉強した方がいいよ。
A.Aさん:
確かに、全部覚えようとすると、結局広いけど薄くなって、表麵的には覚えたつもりだったのが、深掘りするとよくわかっていなかった、となっていました。
まず1つのポイントを覚えて、さらに関連付けていく、という感じで勉強していこうと思います。
上司:
學生の時は勉強嫌いだったでしょ?
A.Aさん:
はい(苦笑)
上司:
學生の頃と比べて、勉強の仕方が変わるよね。
學生は、今、目の前にある教科の勉強をすればいい。だけど社會人では、何を勉強したらいいか、その答えがない。さらにその時々で出てくる問題が違うから、その時に必要な勉強をその時にするしかないよね。
A.Aさん:
社會人になって実感したのは、いくら自分が理解していても、それを応用できないと全く意味が無いということを痛感しています。
逆に勉強の仕方によっては、違う時にも學んだことを活かせるので、それが自分の中に積み重なっていくのではないかなと思います。
上司:
勉強したことが、今後のA.Aさんのキャリアプランにつながっていけばいいなと思っています。將來は生産技術を背負ってほしいし、海外拠點駐在の候補にもなってほしい。期待してるよ。
おじさんになると、なかなか覚えられないから(笑) 、今のうちにしっかり勉強してください。
A.Aさん:
あと、生産技術の仕事を機の上で考えてしまうと、製品や製造現場で実際に起こっている事がわからなくなるので、現地・現物の考え方を頭に入れながら、製造現場の細かい所まで把握できているような技術者になりたいと思っています。
今はまだ海外の製造現場に行ったことが無いので、製造ラインのことを聞かれても、レイアウト図を見ながらでないとわからない、という事も悩みの1つです。
上司:
そうだね。何事も現地現物だね。
ただ、現地に行きました、現物眺めましたではダメだから、正しくアクションできるようなモノの見方を普段から身につけてないといけないし、それができるようになったら、1人で海外の現場に出れるよ。
俺は「チケット予約しといたから、明日パスポート持って來い。」て言うだけだね(笑)
A.Aさん:
そう言ってもらえるように、つまらない失敗するのではなく、「ここをこうしたほうが良いよ」、という內容的な指摘をもらえるようになる必要があります。
そして現狀に対して正しくアクションできるような、モノを見る力をつけていきたいと思います。

上司からのメッセージ

我々のチームは、安全→品質→ドンピシャ→コスト の順位付けを守ることを念頭に置き、主に
・新しい造り方を生み出す。
・商品の造り方を考える。
・海外生産拠點と連攜した問題発見・解決をする。
という業務を行なっている部署です。
常に現狀を良しとしない向上心、新しいことを求める好奇心、物事を深く看る探究心を持った皆さんと仲間として働けることを期待します。