サステナビリティ
エクセディグループの
サステナビリティ活動を
ご紹介いたします。
ダイバーシティ
ダイバーシティの取り組み
エクセディはグローバルに拠點展開しており、働く仲間は多様です。その多様性を活かすことで、新たな価値創造を目指しています。當社は屬性や価値観・経験等の違いに関わらず、従業員一人ひとりが「働いてよかった」と思える會社にするため、2018年7月に「ダイバーシティ方針」を製定しました。本方針の活動方針「互いの違いを尊重」「対話重視」「個々の能力を認め合う」「ワークライフバランスの尊重」に基づき、ダイバーシティ及びインクルージョンを推進しています。
ダイバーシティ方針
基本方針
私たちは多様な人材の能力を活かし、組織力を高めることで新たな価値を生みだし、グローバル企業として成長し続けます。
活動方針
屬性や価値観・経験等の違いにかかわらず、従業員一人ひとりが「働いてよかった」と思える會社にします。
- 性別、年齢、國籍、宗教・信仰、學歴、障がいの有無や価値観・経験の違い等を互いに受容、尊重し合います。
- 対話を重視し、多様な意見を活かしてより良い方向性を見い出します。
- 一人ひとりが常にキャリア意識を持ち、それぞれの能力を認め合いながら成長し続けます。
- それぞれが目指す仕事と生活のバランスを尊重します。
私たちは、これらの実現のために環境や仕組みを整えます。
2022年6月28日
代表取締役社長
新・ダイバーシティ経営企業100選を受賞
2019年3月22日、當社は経済産業省主催の「ダイバーシティ経営によって企業価値向上を果たした企業」が選定される「新・ダイバーシティ経営企業100選」に選ばれ、経済産業大臣表彰を受けました。
今後もダイバーシティ推進への取り組みを一層強化していきます。
ダイバーシティ研修
ダイバーシティ方針を正しく理解し、実踐してもらうため、新任部門長研修や新任係長研修の中でダイバーシティ研修を実施しています。同研修は、多様な部下への接し方、上司と部下がお互い認め合えるような話し方(聴き方)など、日々の業務に活かせる內容となっています。
女性活躍推進の取り組み
女性管理職の登用
當社では管理職における女性比率をKPIに設定し、2050年度迄に従業員における女性比率まで高める目標を策定しています。
同目標を達成すべく、女性従業員向けに3段階の育成研修コースを設けています。同コースは、対象者の職階やキャリアプランに合わせた內容となっており、対象者のキャリアプラン実現を支援しています。また、「管理職は男性だけが目指すもの」といった無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)の無い風土づくりのために、管理・監督者向けアンコンシャスバイアスセミナーを2021年度に実施しました。2022年度には全従業員に対する教育や部門責任者向けフォロー研修を実施し、取り組みを強化しています。
女性が作業しやすい生産ライン
「製造業=男性」という従來のイメージから脫卻するため、性別を問わず働いてもらえる環境づくりに取り組んでいます。主要製品のトルクコンバータ生産ラインでは、操作盤と起動スィッチの高さを調整できる可動式の設備を導入するなど女性作業者からの意見を取り入れ、誰でも働きやすいモデルラインをつくりました。また、女性専用の休憩所も整備しました。
育児・介護と仕事の両立支援と製度
育児
當社では出産後復職率・育休製度の利用率ともに高水準を維持しております。育児のための勤務時間の短縮は小學校3年生を終えるまで利用可能で、「勤務時間限定製度」を活用すれば、それ以降も勤務時間を短縮して働くことができます。 休職開始時や復職時のサポートも設けており、産休・育休を取られる方と上司・人事擔當者が産休前後に麵談を実施することで、復職することへの不安の解消にもつながっています。
また、必要な手続きや利用可能な製度の周知・理解度向上を目的に、『産休前後ガイドブック』を対象者へ配布しています。今後は男性の育児休業の取得の拡大を視野に、共働き世代をバックアップします。
介護
介護休業は3回を上限として2年間の取得が可能で、高齢化社會のニーズに対応しています。
在宅勤務製度
育児・介護に攜わる一部社員を対象に、在宅勤務製度を導入しています。所定の勤務時間に出社して働くことが難しい人も、継続的に業務に取り組み、能力を最大限に発揮出來る環境となっています。
グローバルベースの女性社員比率
(2022年3月末時點)
男 性 |
女 性 |
合 計 |
女性比率 |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全男性 |
(內 正規) |
全女性 |
(內 正規) |
全社員 |
(內 正規) |
割合 |
(內 正規) |
|
単體 |
3,071 |
(2,210) |
462 |
(441) |
3,533 |
(2,651) |
13.1% |
(16.6%) |
連結 |
12,058 |
(8,848) |
3,682 |
(2,979) |
15,740 |
(11,827) |
23.4% |
(25.2%) |
人種・國籍の多様化推進
當社ではおよそ20ヶ國から來られた約700名の海外出身者が共に働いています。日常から外國人と業務を進めることで、グローバルな感性や視野を養うことにもつながっています。國籍や人種が異なっても観點・考え方は「EXEDY WAY」。財務や人事、営業、技術などあらゆる職場で個性を生かし、協働しています。
海外経営幹部研修
當社は世界25ヶ國に45社の拠點を有するグローバル企業であり、海外拠點運営を支える管理者育成は大事な課題です。當社では各海外拠點からローカル役員や部長クラスを、日本に集めて海外経営幹部研修を行っています。研修では、中期計畫をテーマに論議を行う他、企業理念・長期ビジョン・価値観等から構成される成長戦略「EXEDY WAY」を伝えています。
エクセディ本社での工場見學
研修參加者は修了証書を受領
海外関連會社社員向け技能実習製度
マザー工場である日本のものづくりを伝承するために、技能実習製度を通じ、タイ、ベトナム、インドネシア、メキシコなどの関連會社から多くの従業員が來日し、日々鍛錬し、技能を磨いています。受け入れに當たっては祈禱室の設置や工場內の明示の多言語化等を行い、職種別養成講座・QC講座の開講や、週末に日本語教育を実施しています。
また、異文化交流會や役員との懇談會などのイベントも開催し、充実した実習となるようサポートしています。
働く環境の多様化の推進
エクセディでは一人ひとりが能力を最大限に発揮できるよう、働く環境の多様化を推進しています。ワークライフバランスを尊重するために、総労働時間及び有給休暇取得率をKPI に設定し、休暇製度の見直しや休暇を取り易い體製づくりに取り組んでいます。
また、従業員が「場所」と「時間」に捉われない働き方ができるよう、在宅勤務・フレックスタイム勤務・勤務時間限定等の製度を整備しており、當社でも各種製度の利用者數が下表の通り増えています。
各製度利用者數(人)
分類 |
製度名 |
2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
(2019年度比) |
---|---|---|---|---|---|
場所 |
在宅勤務製度 |
26 |
212 |
230 |
885% |
時間 |
フレックスタイム勤務製度 |
427 |
591 |
581 |
136% |
育児時短勤務製度 |
50 |
51 |
54 |
108% |
|
勤務時間限定製度 |
(2021年度新設) |
23 |
- |
障がい者雇用
エクセディでは特例子會社であるエクセディ太陽を2011年3月に設立し、同社では障がい者28名が勤務(2022年3月末時點)しています。知的障がいを持つ従業員が同社內で必要なサポートを受けながら、トルクコンバータに內包するブレードの整列や組付け等の緻密作業、製品容器の清掃、化粧箱ラベル貼り等、特性や能力を活かせる業務を擔っています。
エクセディ物流では障がい者を雇用する前に現場実習を行ったり、従業員が障がい者を支援するための研修を実施する等、障がい者雇用の促進と雇用後の受入態勢の整備に取り組んでいます。
エクセディ商事では障がい者の擔當業務を具體的に提示する等、積極的な雇用に努め、2020年10月に大阪府雇用開発協會から障がい者雇用優良事業所として表彰されました。
尚、エクセディにおける障がい者雇用率は 2.38%(2022年6月時點)です。
シニア層の活躍推進
定年を迎える社員には、再雇用できるよう囑託製度を設けています。後輩の指導や、専門技術の伝承などをメインに活躍して頂いています。